外来
当院の外来では、こころの不調やストレスからくる体の不調など、幅広いお悩みに精神科・心療内科として対応しています。眠れない、気分が落ち込む、不安が強い、物忘れが気になる…といった症状から、長く続く生きづらさまで、患者さま一人ひとりの背景を丁寧に伺いながら、薬物療法だけに偏らない治療方針をご一緒に考えていきます。初診は予約制とし、できる限り落ち着いた環境でお話しいただけるように配慮しています。
また、認知症が心配な方には「物忘れ外来」などの専門的な診療も行い、早期診断・早期対応に努めています。外来での診察は、入院治療や精神科デイケア、訪問看護、グループホームなどの地域資源につながる入口でもあります。当院が大切にしている「パートナーシップ医療」の考え方のもと、患者さま・ご家族・多職種スタッフが協力しながら、地域で安心して暮らし続けるための支援を行ってまいります。
デイケア
精神科リハビリテーションの治療の一つ。精神を病む人がその人らしく地域で自立して生活を送ることの実現に向け、社会参加するための通所施設。疾患と付き合いながら、一人一人に合った目標を達成するためにサポートを受け就学や就労に向けてのトレーニングをします。
リハビリテーション
リハビリテーションでは、こころとからだの両面から「その人らしい生活」を取り戻すことを目標にしています。入院中の方には、病状に合わせた生活リズムの調整や、日常生活動作のトレーニング、退院後の生活を見据えた社会復帰支援を多職種チームで行います。病棟でのリハビリテーションとあわせて、地域生活支援部門とも連携し、退院前から住環境や利用できるサービスを一緒に整えていきます。
併設の通所リハビリテーション「ぬくもりの家」では、自宅で暮らしながらリハビリやレクリエーション、集団活動を通じて、体力・認知機能・社会性の維持・向上をめざします。ご家族の介護負担の軽減や、孤立を防ぐ役割も担いながら、「また来たい」と感じていただける温かい雰囲気づくりを心がけています。入院から在宅まで切れ目のない支援を行うことで、患者さまが安心して地域で暮らし続けられるよう、継続的なサポートを提供してまいります。
病棟
急性期治療病棟 60床
精神症状が悪化した急性期の集中的な治療を行う病棟です。急性症状の鎮静を最優先に心身の安静に努め、患者様の症状や状態にあった様々な治療(薬物療法・精神療法・作業療法など)を行い3ヶ月以内にしっかり治す事を目標にしています。
入院時より退院前訪問を計画し、生活環境や家族関係など状況の把握や看護ケアの課題を明らかにし、再発防止に取り組みます。
回復期には、デイケアなど地域生活支援部を中心とした他部署との連携を持ちながら退院後を見据えたサポートを行います。
あじさい病棟 53床
神奈川県認知症疾患治療センター地域連携型認定
身体拘束ゼロ実施
認知症による幻覚・妄想・興奮などなどの周辺症状が激しい方の治療を行う病棟です。
症状にあわせた薬物療法や作業療法など集中的な治療を行い、4ヶ月から5ヶ月以内で症状改善をはかり自宅や介護施設などへの退院支援を行います。
精神療養病棟 47床
急性症状の段階的治療により症状が安定した患者様や、長期入院による治療・療養が必要な患者様の病棟です。日常生活や社会生活などのセルフケア能力を高める療養プログラムを行い、一年以内に家庭や社会に復帰できる事を目標に退院支援を行います。
訪問看護ステーション
精神科特化型訪問看護 24時間対応型
地域で生活する精神を病む人がその人らしく社会活動を行うために、看護師が利用者の居宅に出向き、精神症状の把握と対人関係に関する支援を行いながら、看護サービスを提供しています。
就労支援
当院の就労支援は、「こころの病気があっても、その人らしく働き続けること」を目標としています。病状や生活リズム、対人関係のご不安などを丁寧にお伺いしながら、「今できること」から一歩ずつ取り組めるよう、医師・看護師・精神保健福祉士・作業療法士など多職種が連携してサポートします。働きたい気持ちはあるけれど体力や集中力に自信がない方、ブランクが長く復職に不安のある方、これからどのような仕事を目指したらよいか悩んでいる方など、それぞれのペースに合わせた支援を行っています。
具体的には、デイケアや作業療法でのプログラムを通じた体力・生活リズムづくり、対人スキルやストレス対処の練習、履歴書の書き方や面接対策など、就労に向けた準備を段階的に進めていきます。また、必要に応じてハローワークや就労支援機関、企業の人事担当者などと連携し、職場見学や実習、復職後のフォローにも取り組みます。就職や転職だけでなく、「今の職場で働き続けるための工夫」を一緒に考えることも大切にしています。
当院が大切にしている「パートナーシップ医療」の考え方のもと、患者さま・ご家族と私たちスタッフが同じ方向を向きながら、無理のない形での就労を一緒に目指していきます。就労に関するお悩みや不安は、医療相談室でもお受けしていますので、「働きたいけれどどうしたらよいか分からない」「今の状態で仕事を続けてよいのか心配」など、どのような段階でも遠慮なくご相談ください。